Story
土へのこだわり
30年にも及ぶ土壌研究の中で、土のミネラルバランスを整えることによって微生物が快適に住める環境を作り、生命力溢れる土壌を作ってきました。『必要な時に、必要な分だけ、必要な場所へ』適切な手当を施すことによって、健康な『土』『微生物』『農産物』をつくり上げています。
土の中の宇宙
本質は『微生物群』と考えます。美しく見える星空は、大小様々な星の集まりであり、見た目も美しく輝きます。土の中でも同じような星界模様があると私達は考えています。植物の根に集まる微生物が織りなす世界観。微生物も大小様々であり、多様な重なり合いは多様なほどに農業では良い結果をもたらします。
雪室熟成の話
当農園の自慢の逸品です。昔から伝わる伝統の『雪室貯蔵』のじゃがいも。雪室で熟成するとじゃがいもが甘くなる理由はなぜか?それは低温多湿の環境で貯蔵することで、じゃがいも自らが凍らないように、体内のデンプンを糖に変換することで身を守ろうとするからです。これにより、甘味がましたしっとりとした食感になります、適切な温度と湿度を保つことで、本来の旨味や甘みをさらに引き出します。
ワインの話
地元芽室町のブドウ生産者たちとワイナリーを立ち上げました。それぞれの個性を大切にしながら、この土地でしか作ることのできないワインに取り組んでいます。寒さが厳しく、雪の少ない北海道十勝では難しいと言われ続けてきたヨーロッパ品種と、十勝地域での主要品種のワイン用ブドウ栽培に取り組んでいます。困難なブドウ作りも、畑作農家として長年培ってきた知恵と工夫、そして土づくりの視点を活かし、ブドウの品質を高めるために栽培管理を追求します。ブドウの木を越冬させるための独自の技術を開発し、世界最高のワインを目指しています。